2017年10月8日日曜日

中之条ビエンナーレ再び Nakanojo Biennale again

三連休の中日、日帰りで中之条を再訪します。
2015年に立ち寄らず今年9月も回りきれなかった伊参(いさま)エリア、四万温泉エリアを今年こそ訪問すべく早朝出発。

しかしながら快晴の連休の高速道路はレンタカーも多く往路3件も事故があり、思ったほど早く到着できませんでした。

今日は名久田エリアの公民館からスタートします。樹形図を模したオブジェ。
少し坂を上がったところにある名久田教場。ここも元学校です。
これは音声による作品。戦前の女学生たちの手紙を朗読した音声を別々のスピーカーから重唱的に聞かせるもの。当時の女学生は「お嬢様」なので文面がとても丁寧です。
体育館の壁を使った日時計。
多分、作成した時から季節が移り替わったからなのでしょう、時間がずれています。
 伊参エリアに移動し、伊参スタジオへ。廃校になった町立中学校の建物を映画「眠る男」の撮影で使用し、セットなども残して展示しているとのこと。
これはセットを使った染色作品。

階段状のオブジェ。写真では光が上手く映ってないですね。
人のいない教室は静かです。
伊参エリアから2kmほど離れた個人宅の納屋2階の会場へ。最初歩いて行こうとしてたどり着けず、伊参スタジオの受付の人に聞いて車で出直しました。

圧巻の肖像画。地元の老人たちの皮膚や髪や表情が細密にリアルに、多分鉛筆だけで描かれています。
 伊参エリア中心部に戻り、集会所やJAの倉庫内の展示を見て回り、
 メイン会場のイサマムラへ。
ここも元小学校。

この作品は校舎外に反射板を設置し、光量を調整していました。
壁の色も多分作品。
 中のオブジェだけでなく、ガラスに書かれた文章も作品。
 元小学校の隣の元幼稚園。こちらも廃園です。
園庭につりさげられたオブジェ。転がっているのもあり、動かしたり内側に入って見ることもできます。
伊参エリアの南側、道の駅の隣の神社の境内。
境内の別の場所には木霊のような音声の作品もありました。

道の駅の蕎麦屋で食事しようかと思ったのですが、ものすごい混雑で1時間待ちになりそうだったため、先を急ぐことにしました。 この時点で昼を過ぎています。
 旧五反田小学校。これは本当に古い木造校舎です。
校舎そのものが映画のセットのようです。
 食事も兼ねて花の駅美野原へ。
ビエンナーレ来訪者用のオシャレっぽいランチも用意していたらしいのですが、想定以上の来場者で売り切れた、とのこと。
通常メニューの食事をすませ、作品を巡ります。

中央にあるホールの展示。
 花園としては大雑把な感じの園内(そもそもウリは花桃らしく今は季節外れ)のオブジェ。これはちょっと面白かったのですがスペースを広くとってありスマホ写真では今一つ。のんびりした雰囲気だけは写りますが。
もう3時になるでしょうか。四万温泉エリアに向かいます。途中、車で通過するとメロディーに聞こえる舗装があり、アニメの主題歌が流れます。「トトロだっけ」とダンナさんに言うと、「千と千尋だよ、四万温泉だから」との返答。ジブリ作品はダンナさんに付き合って見ているだけなので覚えられません。
四万温泉に入ったものの、駐車場がわからず、奥四万湖に近い日向見公民館へ先に行きます。
子供なら段ボールのトンネルに入れそう。

 温泉街の中心部は道路が狭く、川沿いの駐車場が通り道になっていたりしかも満車でどうしたものかと思いましたが運よく駐車できました。

さあ、歩きます。同じように作品を求めて歩く人たちと前後しながら。
川沿いの元旅館、空家、元美容院などが会場になっています。
すでに日が傾きかけています。
急坂を上って旧四万小学校へ。どれほど廃校があるのかと。。。

教室ごとに多くの作品が展示されています。
鉄製の急な階段を上がっていく体育館の回廊から外の林の中に展示された作品を見る、というものも。
ビデオ作品です。腐敗の過程を早回しで再生していました。
 これは美しく誰にでも受け入れられやすいかと。
この静けさ。外が暗くなったら怖いだろうなぁ、と。
こちらは廃業した小規模な旅館。各部屋、風呂場などくまなく作品展示に使用されていました。1階は温泉街の遊技場のような物を置き、遊んでもいいような作品でした。実際に遊んでいる人たちがいたためか、展示は17時までなのに17時半ごろまで開いていました。
 今日の四万温泉は秋祭り。せっかくだからと山車の後について、「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルと言われている積善館まで行きました。

四万温泉をあとに国道へ出た時はすでに18時になろうとしていました。9月にもリンゴを買った売店がまだ開いていたので紅玉とあかぎを買って一路横浜へ。

六合で訪れていない会場が1か所あるのが悔やまれますが、今回はこれまで。再来年こそは2泊3日で完全制覇したいものです。





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